タイヤの事やタイヤに関する疑問・分からない事などお答えします。
タイヤに関する豆知識(Q&A)

オートランドハシモト狐島店の店内

タイヤの表記・サイズの見方

タイヤの側面には、そのタイヤのサイズなど詳細な情報が記載されています。よく目にするのは「205/50/R16」や「235/45/R18」などで、これは「タイヤ幅/扁平率/リム径のインチ」で、タイヤを新しく交換する際に必ず必要な情報です。

【DUNLOPサイト(https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/base/size.html)より引用】タイヤのスリップサインについて、新品時と摩耗してスリップサインが出た写真で比較。
画像出典:【DUNLOP】ダンロップタイヤ 公式より

タイヤ幅

路面に設置する部分の幅の呼称です。

扁平率

扁平率とは、簡単に言うとタイヤの厚みで数値が小さいほど薄くなります。大口径ホイールを装着する場合は扁平率の小さいサイズを装着しますが、タイヤの厚みが薄くなりますので段差など走行するとダイレクトに衝撃が伝わります。
また新車時より装着されている標準装備のアルミホイールより大きいサイズのアルミホイールを装着する場合は、アルミホイールが大きくなる分タイヤの厚みが薄くなりますので、装着時は注意が必要です。
※ 扁平率は、タイヤの幅(断面積)に対する高さの比率を表す数値です。

【DUNLOPサイト(https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/base/size.html)より引用】
画像出典:ダンロップタイヤ 公式より

ラジアル構造

ラジアルタイヤであることを示しています。バイアスタイヤ(ノーマルタイヤ)の場合は「R」という表記がありません。

リム径(インチ)

タイヤに表記されているリム径は、アルミホイールのサイズ(リム径)の事です。

ロードインデックス

タイヤ1本で支えることが出来る最大負荷能力を示す指数です。乗用車の場合は殆ど気にする必要はありませんが、こういった数値はタイヤが経年劣化・摩耗すると数値が下がってしまう事を留意して下さい。

【DUNLOPサイト(https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/base/size.html)より引用】タイヤのロードインデックスの指標の一覧表
画像出典:ダンロップタイヤ 公式より

速度記号

タイヤが走行できる最高速度を示した指数です。
L=120km/h・N=140km/h・Q=160km/h・S=180km/h・T=190km/h・H=210km/h・V=240km/h・W=270km/h・Y=300km/h・ZR=240km/h超・(Y)=300km/h超

タイヤの製造年月日ってわかるの?

タイヤの場合は、製造年週で記載されており、タイヤサイズの表記同様にタイヤの側面に小さく記載されています。写真のように4桁の数字で記載されており、前2桁が製造週(写真の「01」が製造週で1週目)で下2桁が製造年(写真の「17」、2017年が製造年)です。従ってこのタイヤは2017年の1週目(2017年1月1日が日曜なので2017年1月7日土曜日までの間)に造られたタイヤとなります。

【DUNLOPサイト(https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/dictionary/slipsign.html)より引用】タイヤのスリップサインについて、新品時と摩耗してスリップサインが出た写真で比較。
画像出典:ダンロップタイヤ 公式より

インターネットなどの通販で極端に安く売られているタイヤには、製造年月日が古いものも販売されており、あまり年数が経過したタイヤは保管環境にもよりますが経年劣化が進行している場合もありますので、購入前に確認されることをおススメします。

スリップサインについて

スリップサインとは、分かりやすく言うとタイヤの残り溝が道路運送車両法で定められた1.6mmを超えていないかチェックする為の目印です。どのタイヤにもスリップサインを設置する事が同法で定められており、1本のタイヤに4~9箇所スリップサインがあります。タイヤの側面に▲印が付いている部分の接地面にスリップサインがあり、溝が十分ある時はスリップサインが見えませんが、摩耗して残り溝が1.6mmになるとスリップサインが現れます。

【DUNLOPサイト(https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/dictionary/slipsign.html)より引用】タイヤのスリップサインについて、新品時と摩耗してスリップサインが出た写真で比較。
画像出典:ダンロップタイヤ 公式より

上記画像のように、新品時は中央に溝が2本縦に伸びていて左右繋がっていませんが、残り溝1.6mmになると左右繋がった状態になっているのが目に分かります。スリップサインが出た状態になると、タイヤとしての機能が著しく低下しており、悪天候の場合は特に危険です。雨天時はスリップしやすい上、ハイドロプレーニング現象が発生しやすく極めて危険です。

またスリップサインが出ていなくても、タイヤが片減りしている場合もあって、タイヤの内側或いは外側が極端に摩耗してしまう場合があります。これは車庫入れ時に停車している状態でハンドルを切る(すえ切り)を頻繁にされる人や、タイヤのアライメントが狂っている場合、或いは極端に車高を低くしている場合など発生します。これらの場合は、スリップサインは全く役に立たないので、定期的に片減りしていないかチェックしましょう。

ハイドロプレーニング現象とは?

教習所に通っている時や免許証更新時の講習などで耳にした事があると思いますが、車が雨天時の路面や水たまりを走行した際にブレーキもハンドル操作も全く効かなくなる現象をハイドロプレーニング現象といいます。一度ハイドロプレーニング現象を経験すると、雨の高速道路は二度と走りたくないと思う程恐ろしいもので、ハイドロプレーニング現象になってしまうと、アクセルを離して減速する以外、あとはおさまるのを待つ以外対処方法がありません。

【wikipedia(https://bre.is/ZtVqf8qv)より引用】ハイドロプレーニング現象が発生している図
画像出典:ウィキペディア(Wikipedia)より

ハイドロプレーニング現象は、上記画像のよう大雨などで路面が大きな水たまりになっているような状態で走行すると、タイヤと路面の間に水が入り込んでタイヤが路面に接しなくなって水の膜の上を走行している状態で、要するにタイヤが水の上に浮いた状態になります。この状態になるとハンドルもブレーキも効かなくなるのは当たり前で、アクセルを離して減速する以外為す術はありません。

ハイドロプレーニング現象を防ぐには、濡れた路面を走行する際はスピードを落として走るというのは当たり前ですが、ハイドロプレーニング現象は30~40km/hの低速走行時でも条件が揃えば発生する事もあります。予防策としては「タイヤの適正な空気圧」「溝が十分あるタイヤ」「ヒビ割れが入っているなど劣化したタイヤを使わない」があげられます。「普段買い物や街乗りしかしないから大丈夫」という事ではなく、一般道でもハイドロプレーニング現象は十分発生する事がありますので、常日頃からタイヤをきちんとメンテナンス&チェックが重要です。

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